フリーランスエンジニアの健康保険事情
日本では、国民皆保険制度が導入されています。
例え、フリーランスエンジニアであっても、必ず何らかの健康保険に加入しなければなりません。
企業に勤めている人なら、いわゆる「けんぽ」に加入することができ、さまざまな手続きを企業が代行してくれます。
個人事業主のフリーランスエンジニアであると、健康保険の加入の手続きも自分でやらなければなりません。
企業に勤めていた状態から退職をして、個人事業主になった場合、退職後は被保険者としての資格を失ってしまいます。
しかし、退職日から20日以内に各都道府県の自治体に申請することによって、最長2年間は「けんぽ」の任意継続をすることができるようになります。
任意継続をすることによって、在職期間中と同じような保険給付のサービスを受けることができるため、こうした制度を活用してみても良いでしょう。
特定の企業に在職したことがない場合や「けんぽ」を継続しない場合は、いわゆる国保と呼ばれる国民健康保険の加入をするのが最も一般的なやり方です。
国保の場合、各地方の自治体が運営をしているため、所属している自治体によって保険料などの内容が変わってくることがあります。
確定申告をする時、白色申告か青色申告かで保険料の減額措置を受けることもできますので、確定申告をするときは注意しておきましょう。
「けんぽ」の任意継続や国保の加入などの他にも、同居している家族の扶養者になることでも制度に加入することができます。